「第6大量絶滅」を食い止められるのか? これまでの「絶滅」に学ぶ

地球の生態系には「大量絶滅」という大事件が幾度かありました。そして今、第6回目の大量絶滅が起こっているという研究報告があります。ハーバード大学のエドワード博士によると、今回の大量絶滅の原因は「人為的」なものであるとしています。人類は「第6大量絶滅」を食い止められるのでしょうか? これまでの「絶滅」を学んでみましょう。

冷凍マンモス発見の歴史~「ディーマ」「リューバ」とそれ以前

      2015/12/16

絶滅した象の仲間にマンモスがあります。
彼らは、現在の人類と共存した証拠があります。
生物の長い歴史では、マンモスの絶滅はそう古い出来事ではありません。

マンモス

白土三平著の漫画サスケに登場する洞窟に棲む「おばば」が、30年間、冷凍のマンモスを食べて生き続けていました。
子供の頃夢中になって読んだ漫画です。

あれから何十年経ったでしょうか。

漫画同様、シベリアでかなり保存のいい冷凍マンモスが発見されました。

当時、アメリカ映画の「ジュラシック・パーク」がヒットしたころで、その映画と同じ手法で、マンモスを現代に再現できないかと言った内容の記事が新聞に掲載されていました。

実は、冷凍マンモスが発見されることはこの例だけではありません。

信頼できる記録としては、1799年にシベリアで発見されたマンモスは学術的に詳しく調べられています。

特に、1900年に発見されたマンモスは、標本として研究機関へ持ち帰られています。
この時、胃の内容物など詳細に調べられ、イネ科の植物を食べていたことなど、食性などの生態が明らかになりました。

1977年には、解剖調査が可能な、ほぼ完全な状態の赤ちゃんマンモスが発見され、「ディーマ」と命名されました。

さらに、2007年に発見されたマンモスは完全な無傷の状態でしたから、アメリカ合衆国フィールド自然史博物館に剥製展示されています。

「リューバ」と命名されました。

これまでに発見されたマンモスは冷凍で、凍結保存されていたとはいえ、完全な状態のDNAサンプルを採取できませんでした。
いずれも途中で分断されていたのですが、「リューバ」のDNAは完全な状態でした。

発見されたマンモスは「リューバ」以外、すべて病気等、不健康なマンモスでしたが、「リューバ」は川を渡る途中足を滑らせて、泥を吸い込み窒息したと推定されていおり、死亡直前まで健康体であったことが判っています。

「リューバ」は日本に搬送され、慈恵医科大学でCTスキャンを含めた詳細な調査を受けています。
胃内容物から、母乳成分や、腸内細菌も判っています。
今後の研究成果が待たれています。

映画「ジュラシック・パーク」と同様の手法でクローン技術による再生復活も期待されました。
その後の報道はありません。

2008年には東京駅近くで展示されました。

マンモスは、数千年前までは棲息していたとされています。
マンモスは「氷河期」を経験していますが、食を求めて南下し、種の生存はこれを乗り越え継続しています。

絶滅の原因は、人為的原因ではなく、伝染病であったとする説が有力です。

マンモスが現在の像の祖先ではなく、「アジアゾウ属」と同列の「マンモス属」とされ、両者の共通系統として「アジアゾウ族」と分類されています。

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