「第6大量絶滅」を食い止められるのか? これまでの「絶滅」に学ぶ

地球の生態系には「大量絶滅」という大事件が幾度かありました。そして今、第6回目の大量絶滅が起こっているという研究報告があります。ハーバード大学のエドワード博士によると、今回の大量絶滅の原因は「人為的」なものであるとしています。人類は「第6大量絶滅」を食い止められるのでしょうか? これまでの「絶滅」を学んでみましょう。

来たる「第6回目大量絶滅」の原因を人類はもう知っている。

      2015/11/25

前述したように、6回目の大量絶滅が起こっているという研究報告があります。
1998年、アメリカ自然史博物館の調査報告です。

ハーバード大学の生物学者エドワード・オズボーン・ウイルソン博士によると、今回の大量絶滅は「人為的」によるものであるとされています。

われわれ人類のの経済活動が現在進行中の「6回目の大量絶滅」の原因であることは、当の人類がすでに知っています。

いくつか挙げてみましょう。

考える人

①食べ過ぎ

人は、美味しい部分を選択的に食べます。
(食べるだけに限らず、漢方薬の材料とするようなことも含みます。)

食べる部位がその生物の身体の一部で小さければ小さいほど効率が悪くなります。
いくら効率が悪くても、その一部を求めるだけで、その個体は死亡します。
残飯が多すぎるのです。

②生命の選別

人は文明とともに美味しい食物を食べるために、栽培、養殖(家畜を含む)を行ってきました。
その過程で、その食物を育てるために無用、害となる、食べたくない生命を殺し続けています。

日本では、世界初の「ウリミバエ」根絶に成功して脚光を浴びています。

先の大戦後、沖縄県を占領したアメリカ駐留軍政府は、沖縄に生息する毒蛇「ハブ」の天敵としてマングースを大量に放ちました。
マングースが毒蛇を食べる場面を見たことがあるというだけで確たる証拠もなく、沖縄に棲息しない外来種を利用しようと考えたのです。
穿った味方をすれば、所詮「アメリカではない」土地だったから簡単に導入したのでしょう。

③迷信、盲信

一部の生き物のさらに僅かな部位を「迷信、盲信」から欲し、殺し続けています。
例えば、ある種の「胆嚢」、「オス陰部」のみ、など。
国際的にもそのような行為は厳しく規制されていますが、どのような仕組みを利用してか、現在も日本の一製薬会社が「オットピン」を製造販売しています。

④美の追求、自己満足

幼い幼体の毛皮、牙、羽毛。ほとんどの哺乳動物の幼体は愛くるしい姿をしています。
不幸にも、フワフワの体毛を持つ毛皮は人にとって心地いいことから、一時期その毛皮を材料とした服飾品が流行しました。

⑤早い者勝ち、環境破壊

養殖、人工繁殖が可能であるにもかかわらず、その労力、費用を嫌って、早い者勝ちで確保します。

森林を作るには数十年の歳月がかかります。
原材料を既存森林の主構成物である樹木に求めることは、耕作地整備、植林等農作業の手間がかからないため、競って伐採が行われています。

この森林を棲家とする生き物は絶滅します。
たとい植林しても回復まで長期間の歳月を必要とするし、砂漠化が始まると植林さえ不可能となります。

航空機から地表を見ると、夥しい「ゴルフ場」です。
色は緑でも、そこは自然環境ではありません。
人口環境であり、生き物の住処とにはなりません。
収穫後の畑を整備、耕すことなく活力を低下させた畑は放棄し、新規耕作地を求めさらに砂漠化が進みます。

⑥不注意

島嶼、隔絶環境への無配慮な立ち入り、外来種生命の搬入。
孤立環境であるため、生態系を破壊してしまいました。

オーストラリア大陸大自然に有袋類と同時進行の「収斂進化」。
胎盤動物がヒトの入植ともに入り込んでしまい、食物連鎖のバランスが大きく損なわれてしまいました。
フクロオオカミなどがその一例です。

近年、この「ヒトの立ち入り」が島嶼等閉鎖環境への悪影響が考慮され、洗浄、消毒など厳しく管理されている地域があります。

有名なエクアドルの領土、「ガラパゴス諸島」へは観光目的でも上陸できますが、ナチュラリストガイド制度などで厳重に管理され、足を洗ってからでないと上陸できません。
人類はすでに何をすべきかを承知しています。
全力で対策を実行したいものです。

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